#04 YOUTH

 
YOUTH

19SSのテーマ、YOUTH= 若さ は年齢では

なくてエネルギーとして捉えました。

そのエネルギーで溢れているのがバンコクでした。

 

ピースフルな混沌

バンコクの真中に流れるChao Phraya Riverは、

別名 River of Kingsと呼ばれています。

Oriental Hotelに長期滞在したサマセット・モームが、

病にかかり喧騒のるつぼのバンコクに嫌気がさし、

熱が引いた時に窓からRiver of Kingsを見て、

バンコクのエネルギーを初めて感じ取り、

絶賛したのが1923年。

 

この街はずっとそのエネルギーを持っているのかも

しれません。River of kings沿いにはKingのパラスがあり, 

深夜まで続く、花びらが地面にあふれた

フラワーマーケットがあり、川は街の交通網の一手段として

活躍している、バンコクのエネルギーと、

広い空への抜け道です。

 

アジアのすべての人種と西欧人が

入り混じっていながらも調和がある場所。

東京の繁華街よりさらに巨大な新しいビルが並び、

さらに多くの店と人がいて、暑く、煩いSiam Squareには

気取りが全くなく、金持ち風のビジネスマンから

裸足の屋台の青年まで雑多に混ざって。

 

バンコク市内の撮影場所かチャイナタウンの

すぐ隣にあるトレンディエリアの Nana。

ビンテージなバンコクが残るエリアです。

 

道にはいつも水が溜まっていて、

蒸し暑くて薄暗い、バンコクらしい裏の路地。

東南アジアの中心であるバンコクから、

カンボジア、ベトナム、ラオス、ビルマはすぐ。

その途中に色々な街があり、そのうちのひとつ、

Amphawaのそばで撮影をしました。

 塩田、ピトレスクな港町